フランスからみた日本の個性

2022年新しいフランス旅行。【フランス個人旅行応援！】

フランスでフリーランスガイド、旅行コンサルタント、ツァーオーガナイザーをしています

ダユニガイドです。

夏休み本格的な今年のパリは、コロナ以前の観光客が世界中から戻ってきており

たいへん賑わっております。

ガイドで案内するお客様は英語圏の方が中心で

日本からの観光客もちらほら、増えてきている印象がありますが、

残念ながら世界に比べたら、まだまだ遅れをとっている閉ざされた島国、

といったイメージ。

私は日本の方たちがもっともっと外に出れる雰囲気を取り戻してくれること

を願っている一人です。

今日はそんな

「日本人の個性」

について少しお話をしようと思います。

フランス生活が長くなっている私には日本の感覚について理解するのが

難しい点が多いです。

つい最近昔からの日本のお客様にお会いする機会が

ありまして色々お話をきかせて頂きました。

そこで、

まだまだ日本では、外にいる時もみんなが必ずマスクをしているし、

近所や、会社や周りの人たちの目を気にすると、外国旅行にも

出にくい、といったこと。などを知りショックをうけました。

ただでさえ、小さな島国で日本人しかいない中、日本語だけしか話す

機会のない環境の日本。

このまま旅行ですら外に出る人が増えなかったら日本の子供たちの未来は

どうなってしまうのか。

日本語しか話すことの出来ない、外の世界や文化、人種を全く知らない世界に

通用しない子供たちが育っていく環境はとても不安で心配であります。

最近は日本の情勢や日本人の感覚などを知るためにYoutubeなどで日本語

の番組なども見るようにしているのですが、さきほど

日経テレ東大学の「Re:Hack」という番組で最近私が大ファンになった

成田悠輔さんがとても面白いことをおっしゃっていました。

簡単にいうと、

「世界からみると日本という国は

街並みにしてもとても個性的な国で、日本ほど

トイレや文房具、爪切りなどを大量につくる国はなく、日本の個性である」

確かに！！

日本のように電光掲示板や大量の字が書いてある看板がひしめき合っている街は

他の国ではなかなか見ない、と思います。

それと、日本の

トイレの数、便利さ、文房具の種類、品質のすばらしさ、

これは日本独自の素晴らしい個性です！

そしてまた一方で、

日本に欠落しているものは

料理にしてもアートにしても、何故それらに意味があり価値を与えられるのか

というコンテンツに対しての価値観や世界観を言語化して

外にプレゼンしていく能力である、と。

現代アートにしても外部の視点から、それらを批評して、歴史を与えられる人がいない、

またその構造において非常に弱い、と。

私はフランスの芸術やアートを、お客様にお伝えする仕事なので

まさに同感！でした。

つまり日本という国は、トイレに困ることもなく２４時間営業のコンビニエンスストア

があちこちにあり、文房具や爪切りなどの便利グッズがとても充実していて性能もよく、

とても快適な国である。

でもこんな便利な国しか知らなかったら、一歩外にでたらどうしますか？

一方で料理やアートを評価する視点、書評などが出来る世界観を持っている人が

欠如している、という点は他の国から明らかに後れをとっており、

このまま日本の外に出る人たちが少なくなると更にさらに

日本人が外に出て世界に通用する未来の大人たちが育たない、いうことなので

勝手に私は

日本の未来を心配しています。

日本の素晴らしい個性をいかしつつも、外で通用する人間を育てよう。

もしくは自分がそういう人間になろう。

そのためには

結論

➀同調圧力、自分の意見を持たないのは多くの日本人の最大の欠点である、

外に出て、外の世界をみよう。

②日本語以外の言語を勉強して話せるようになろう。

➂いっぱい旅行に行って世界観を、価値観を広げよう。

➃留学しよう

私はフランスのガイドなのでフランスに興味のある方、来たいと思っている方、

不安なこと、質問などあったら、是非メッセージ下さい。

ご相談にのります。

一緒にフランス旅行を盛り上げて行きましょう！

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。